以前から、パソコンの事がよく判らない人にとって、パソコンがどういうものに見えているのか、なかかな理解できなかった。
それが、最近になって、やっと見えて来た気がする。
彼らにとってパソコンは、冷蔵庫や洗濯機と同じ「家電製品」なのである。
例えば、冷蔵庫を購入する時、普通は「冷蔵室はナショナル、冷凍室は東芝、ボディは三菱、コンプレッサはダイキン、電源は三洋」という選択をして購入しない。
冷蔵庫丸ごと、どこのメーカーのどの機種にするかだけの選択肢しか無いのである。
実際のパソコンがどうなっているか?
マザーボード、CPU、メモリ、HDD、ケース、電源、グラフィックカード、モニタ、OS、etc.・・・
何でも選び放題、好きなメーカーの部品を組み合わせて作る事が可能だ(限度はあるが)。
素人の場合、そういう物だとは思っていない。
「NECのパソコン」「富士通のパソコン」という具合の選択肢しか無いと思っている。
ましてや、WindowsXPにするか、Linuxにするか、Solarisか、etc.という選択肢なんて、想像すら出来ない状態だ。
知人とパソコンについての話をした。
CAT:そこは、左でクリックして出て来たメニューから、左クリックでプロパティを選んで。
知人:なんで、そないに面倒なことせなーあかんねん!
CAT:マイクロソフトの人間が、それが良いと思ってるんだろ。
知人:まいくろそふとって何?
CAT:Windowsを作っている会社の名前。
知人:ういんどーずって何や! わしの思ぉーた通りに出来んのか!
CAT:あんたが何兆円か出して、マイクロソフト株の過半数を買い占めたら、好きに出来るぞ。
知人:せやから、まいくろそふとって何やっ!
という具合である。
家を建てる時、サッシをYKKにし、便器をイナックス、システムキッチンを・・・
というのと同じだと理解できないらしいのだ。
因みにこの人は以前、「パソコンはビル・ゲイツが考えたって本当か?」と聞いて来た人である。
ビル・ゲイツの名を知っていて、マイクロソフトを知らないというのも、凄いものだと思う。
更に凄いのは、時代遅れのパソコンを改造して、最新パソコン並みの速度にできないかと聞いて来た事もあった。
知人:車なら早ぉー出来るのに、なんでパソコンは早ぉー出来んのんや!
CAT:最新パソコンを2台買うぐらいの金がかかっても良いなら、改造してやるぞ。
知人:なんでそないに金がかかるんや! 車なら在り合わせの部品で、最新なみに早ぉーなる!
CAT:なる訳ないだろ。
知人:なんでー! 出来る!
CAT:だったら、第一次大戦の頃の車を改造して、F1に参戦して優勝してみろよ、話はそれからだ。
知人:勝てる訳ないやないか!
CAT:そーらみろ、車でも無理な物は無理なんだ。
知人:第一次大戦が古過ぎるんや、5年や10年前ゆー訳にはいかんのか?
CAT:5年前の車に在り合わせの部品を使って、F1で優勝出来るんだな?
知人:・・・・・
CAT:そーら出来る訳ない、パソコンの5年前は車の50年前と同じだ。最新のを買え!
